「なんなんだよさっきから俺のことばっかり。

 俺はお前との約束を守ってお前の教室にいって

 お前を呼ぼうとした。でもお前は他の男子と

 仲良さげにはなしてた。あれ?これって

 おかしくないですか?俺には、他の女と

 仲良くするなとか言っておきながら自分は

 他の男と仲良くしていいんだ?」



「なにそれ!?うちが悪いって言うの!?」


「そうなんじゃね?」


「・・・もういい。」



凛は折れたのか、教室を走って出て行った。


何なんだアイツ。


俺は乱れた制服を直し、席についた。


「悠太。」


侑仁は俺を呼ぶ。


けど、俺は無視。


「悠太!!!一回で聞け!この馬鹿タレ!!!」


侑仁は手に持っていた本の角で俺の頭を叩いた。


「いって!なにすんだよ!」


「一回で聞かない悠太が悪い。」



なんなんだよ。どいつもこいつも。