‐ダンッ‐


入口の方からデカイ物音がした。

反射的に振り返ると鬼のような形相をした

凛が立っていた。


それを見た侑仁は教室の皆に机をずらすように言った。


怒った様子の凛はズカズカとうちのクラスに入ってくる。


「んだよ。」


「”んだよ”じゃない!朝言ったよね!?」


「あぁ。」


「じゃぁなんで仲良くしてんの?」


「お前、人のこと言えんのか?」



ものすごく怒ってる凛に俺は冷静に返した。


「は?意味わかんない。」


「意味わかんねぇのは俺だよ!!!!」


ついに俺は声を張り上げた。