聖斗を無視して一人で教室に戻ったうちは、

席について、今日の夕飯について考えた。




すると、後ろから方を叩かれた気がした。


振り返ると、茶髪で短髪で八重歯がキラキラと

目立っている、チャライけど爽やかさのある

男子がいた。


「凛音ちゃんだよね?」


「うん!そうだよ!」


聖斗みたいな人ではなさそうだから、普通に話した。


「凛音ちゃん、笑顔が可愛すぎ!」


「え!?」


「俺、松戸彼方(まつど かなた)。よろしく!」


「うん!よろしくね?!」




これって、友達第一号ですか?