=悠太side=


「良く噛まずに読めたな。」


挑発的に凛に発した。


「うるさいわね、これでも1ヵ月練習したの!」


「ふ~ん。えらいじゃん?」


「あら?今頃気付いた?」


うっわ。うぜえ(笑)


先生に席に戻るように言われたので、凛と別れ、

侑仁の隣に座った。


「あんた、ステージの上でなんか考えてたでしょ。」


「え。」


「ふふ。そろそろ気付いてくる頃かしら?」


スミマセン。全然わかんねぇっす。



入学式中、俺の頭の上からハテナが消えることはなかった。