あいつもあいかわらずだな。



入学式に向かう列が動き出したので、

俺は侑仁の後頭部に目をおいた。





「島崎!」


「はい。」


担任の呼ぶ声がした。


そこには凛もいて。俺の頭の上にはハテナが

再び現れた。



「お前練習してきたか?」



「は?」



ハテナはもっと増える。