=凛音side=
『ねぇーーーー!みた?』
『もちろん!かっこよかった~』
『あれでしょ?晴嵐中イチのイケメンでしょ?』
イライライライラ
『でも彼女いるって噂だよ?』
「へ?」
『それも美人でしょ?』
『見たことある?』
『ないない!』
『でも噂だから、まだチャンスあるよね?』
イライライライライラ
「おい、凛音」
「なに!?」
聖斗の声に私は声を張り上げ、
気付いたら自分の机を蹴飛ばしてた。
「落ち着けって~」
「落ち着けだぁ~!?」
「す、すみません。」
なんなのさっきから女子たちは。
「凛音。お前そろそろ自覚すれば?」
「は?」
「あ、悠太もか。」