「それでは、島崎君、加藤さんに熱い告白

 お願いします!!!!!!」




テンションの高い司会者をよそに、


どこか冷静な顔をしてる悠ちゃん。


本当に少しずつだけど、悠ちゃんはウチに


近づいてきてた。



30㎝くらいかな?そんなとこの距離で止まった


彼はウチの目を見て、にっこり笑った。


=ドキッ=


うちのほうが先に「好き」って言いそうになったけど、

悠ちゃんから言葉を聞きたかった。



悠ちゃんがゆっくり口を開いたとき、


生唾を飲み込んだ。