声が聞こえた方に振り返る。


そこにいたのは、スーツ姿でサングラスを掛けた人物。


「困るんだよなぁ君たち。

俺の嫁さんになる女と肩組むなんてさぁ?

そう思わないか?」


………ばーか。


何が嫁さんよ…


もっと早く来いっての。


「え?嫁?!」

「マジかよ…いこーぜ」

「す、すいませんでしたぁ!」


男達はその人のオーラにビビって逃げて行った。


「1人で帰って来いって言った癖にっ

………バカ蓮。」