耳から手をはなして、今度は頭をなでなでしてくれた。



私からは、何一つ言えなくても、こんなにわかってくれていた真田くん。



そんな優しい彼だからこそ、私は好きになったんだ。



それを、今伝えなきゃ。



「…真田くん、大好きっ!」







『言葉にして』*END*