今日こそは、ちゃんと伝えよう。



それで、真田くんの家に来たってわけ。



と、いうことで、



「さ…真田くんっ、あの、ね」



今、伝えます。



私の気持ちを…



「んー?」



いつの間にかひろげていた課題から、ゆっくりと顔を上げる。



瞬間、瞳がばっちりあって思わずそらしてしまった。



「…えっと、あ…の……」



どうしよう………



早く言わないと、嫌われちゃうかもしれないのに……







「………あのさ…結菜」