ー龍sideー
神崎はゆっくりと話してた。
ときどき涙を流しながら。
「ごめん、だから好きになれない。
偏見だってわかってる。
あなたがあの男と違うってわかってる。
でも、金髪とかみると思い出すの。
もう、思い出したくない過去なの。
お願いします、私に近づかないで。」
そんなこといわれると、
「やだ。」
「え?」
「俺は、そんな男とは違う。」
「それは、わかって「ない。君はなにもわかってないよ。」
君が好きなんだ。君を大切にしたいんだ。
「俺は、君と、、瑠依とたくさん話したい。一緒にご飯食べたい。」
「私は、嫌。思い出したくない、お願いやめてよ。」
「どうして?俺は、瑠依を傷つけるんじゃなくて、守りたいんだ。」
「そんなこと、いわれても、、」
カランっカランっ
俺らの学校の変わったチャイムがなった。
「ごめん、鳴ったから。」
じゃぁ。といって彼女がさろうとした。
「明日も待ってるから。」
俺は、とっさにそんなことしか言えなかった。
「、、、うん。」