ーーー翌日の朝。
「瑠奈様そろそろ準備をなさらないと学校に遅れてしまいますよ」
夏希さんが起こしてくれてから数十分。
あたしは学校に行きたくないとただをこねてベットに丸まっているのです。
「瑠奈様どうなさったのですか⁇お嬢様がワガママを言うなんて珍しいですね」
夏希さんに聞かれて昨日の事をそれとなく言う。
「実は昨日学校でちょっと色々あって……それで行きたくないんです」
夏希さんにお願いすると困った様に笑う。
「全くしょうがないですね……」
そう言うと夏希さんは、あたしの部屋から出て行った。
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