「ごめんねー⁇」
そう莉麻は謝るとやっぱり嬉しそうににこにこしてる。
どうにか学校まで可笑しい莉麻を連れていく。
「瑠奈、莉麻おっはよ‼」
校門をくぐると後ろからポンッと肩を叩かれる。
「美那おはよ〜」
「ウフフ、美那おはよん♪」
後ろを向きつつ挨拶すると、莉麻の様子をみて、若干引きながら美那が訪ねてくる。
「えっ……瑠奈、コレは莉麻⁇」
うん、そうですよね。普通そうなりますよね。
「うん残念ながら、この子は本物の莉麻なんだよ」
あたしが答えると、信じられない様な顔をして隣でニマニマ笑ってる莉麻を見る。
「何⁇どうしちゃったのこの子」
うーん、美那にはあたしの秘密話してないからな〜、何て言おう⁇
「瑠奈、莉麻頭でもぶつけたの⁇」
あたしがごまかし方を考えていると、美那はニマニマ笑い続けてる莉麻をみて心配そうに聞いてくる。