学校にのんびりと向かいながら考える。
あ、今日は莉麻とは一緒じゃないんだ。
あの子達には何にも言ってない。
だから先に行ってます。
まあ、病み上がりだから今日は遅刻しない程度に。
学校にはゆっくり行くつもりで出たから誰も周りに生徒が居ないんだけどね。
お姉ちゃん達ももう先に行ってます。
朝から煩かったけどね、あの2人。
そんな訳で久しぶりに1人でのんびりと歩いて行ったら。
それなりにギリギリに学校に着いた。
ふふふ、絶対に驚くよね〜‼︎
あー楽しみっ‼︎
どうやって驚かせようかな〜⁇
階段を上りながら作戦を練る。
廊下にはまだ沢山の生徒がいた。
……あ、まだ予鈴鳴ってなかったんだ。
「……まだ休みみたいなのよ」
……ん⁇
聴きなれた声がしたので声がした方を覗くと。
角を曲がった所に驚かせようと思ってた人達が全員居た。
………これはラッキー♪
さーて、どうしようかな⁇
「疲れが出たのね、きっと」
「……つまんねーの」