安心させるように即答しつつ、理性を必死に繋ぎとめる。
……ヤバイって、お願いだから早く寝てくれ‼︎
「……よかったぁ……いつき……」
「……ん⁇」
……ま、まだ何かあるのか⁉︎
「……だ…い、す……き………」
「……は⁇」
瑠奈は完全に夢の世界に行ってしまったようで。
「……スゥ…スゥ……」
寝息を立てている。
「……まじかよ……」
最後の最後で可愛い事言って寝やがって。
……まあ、瑠奈らしいな。
瑠奈の目の縁に溜まった涙を指で拭い取ると。
「……い…つき……」
瑠奈の寝言に思わず笑みが零れる。
「……瑠奈、大好きだよ」
頭を優しく撫でてそう言うのだった。