「……なんだ⁇」




「……あのね…⁇」




ゆっくりと言葉を紡ぐ瑠奈は。





「…いつき、ごめんね…⁇」




そう言って静かに涙を流した。





「……俺もごめんな」




「……違うの…あたしが悪いんだよ…⁇」




フルフルと首を振る瑠奈は。





「今は……言えないけど……ちゃんと…ぜんぶ、話すから……」




必死に眠気と戦いながら、言葉を紡ぐ瑠奈に俺は頷いた。




「大丈夫だから。瑠奈が話してくれるの待ってるから。今は熱を下げろ」




「……うん…。ありがと……」




ふわりと笑う瑠奈の頭を優しく撫でて。





「……ほら、眠いんだろ。寝ろよ」




「……どっかいっちゃう⁇」




「行かないから。ずっと居てやるから瑠奈は寝ろ」




熱のせいかいつもよりも幼い感じの瑠奈に笑って、手を握ると。





「……ホント……⁇」




トロンとした目で聞いてくる。





「ホント」