逸輝に苦笑いでそう言うと。
「ん。……ほら、コレ」
さっき持って行かれたあのハート形のネックレスを渡される。
キレイにラッピングされて居てちょっと勿体無い気持ちになってしまった。
「……本当に買ってくれたんだ」
「……まあな。コレ、つけてやるよ」
そう言って逸輝はあたしにそのネックレスをつけてくれた。
「……良く似合ってるじゃん」
「………逸輝、ありがとう」
嬉しくてニコニコ笑いながらお礼を言う。
「あ、そうだ。はい、コレ」
あたしはさっき買ったモノを渡した。
「え、俺に⁇」
「うん、逸輝にだよ⁇」
笑ってそう言えば、逸輝はあたしが渡したプレゼントを開けてくれる。
「………これって」
あたしがあげたのはペアになってるキーホルダー。
「………ありがとな、瑠奈」
「ふふ、いいえー」