「あ、あれって逸輝達じゃない⁇」
「あら、そうね。今来たのねあの3人は」
「こうやってみると、あの3人のまわり女の子しか居ないって凄いねー」
………ホントに凄いね〜。
見事に逸輝達の周りには女の子しかいないよ。
ぼーっと、逸輝達をあたし達は眺めて居たら。
「……あれ⁇なんかあの3人こっち来てない⁇」
「………ほんとだ。なんか海斗と目が合った様な………」
「あはは、………あたし逸輝と目が合ってるんですけど」
………そ、逸らしたい。
「あら、ホント。瑠奈逸らさないの⁇」
「………そ、逸らしたいけど。そらせないんだよ〜………」
「なんか、凄い見てるもんねぇ夏野くん」
「……逸らしたらあたしは逸輝に虐められる」
……………だって、逸輝『逸らすんじゃねぇよ⁇』って目で語ってるんですけど。
「………そ、逸らしたいなぁ。切実に」
なんて言ってみる。
無理だって分かってるけどさ。
そうしてる間にどんどん近づいて来る逸輝達。