「遅くなってゴメンねー‼」




「3人ともゴメンねっ‼ちょっと時間掛かっちゃって」




「ごめんなさい、藤田くん達を待たせてしまって」




あたし達が藤田くん達に謝ると、「大丈夫だよ」と3人とも言ってくれた。





………で、問題はここから。





「……えっと、何故ここに夏野くん達が居るの⁇」




藤田くんに聞いてみる。





いや、本当は分かってるけど。知ってるけどさ。





だって、あたしが逸輝に脅されてこうなる様に仕組んだんだもの。





だけど、知らないふりをしないと。





「………え、えっとね。それは……」




あたしは普通に聞いただけなのに藤田くんは何故か顔を真っ赤にしている。





………何か変な事でもしちゃったかな⁇





首をコテンと傾げるとさらに顔が赤くなる藤田くん。





「……えっとねそれは……「偶々一緒だったんです」」