あたしが言い切ると同時に莉麻が抱きついてきた。





「……莉麻⁇」





「………瑠奈の癖になによ。泣きそうになることばっかりいつも言うんだから」





「………うん、ごめんね?」




何で莉麻がそんなに冷たくなんでもない様に振る舞うのか分かってるよ。





莉麻はあたしの前だとお姉さんの様に居たから素直に言えないんだよね。





………でも、ほら。





「………瑠奈、ありがと」




こうやって冷たく言った後は素直に甘えたり、するの知ってるから。





「………ふふ、いーえ」




暫くあたしは莉麻に抱きつかれていた。





「………ん、もう平気よ」




そういうと、莉麻が離れる。





「………ズズッ、ヒック」




「………え?」




「み、美那⁉どうしたの⁈何かあった⁉」




「……だ、だって。瑠奈の話が泣けてくるんだもん。」