「うう………だけど人前でそれも大勢の前で話すのなんて恥ずかしいよぉ......」
挨拶なんて別にトップじゃなくても出来るはず。
なのに、なんでやんなきゃいけないのかなぁ。
「あーっ!!!もう、分かった分かった‼」
あんまりにもあたしがぐちぐち言ってるからか、莉麻が遮る様に声をあげる。
「今日、学校終ってからこの前できた駅前のクレープ屋さん連れて行くから‼」
あたしをやる気にさせる言葉を発した莉麻さん。
「だからもう、うじうじ言わないの‼」
「......ホントに⁇」
確かめる様に莉麻に聞けば、
「うん、もちろん!」
と、微笑んでくれた。