なんて今日はついてないんだあたしは。
窓際の座席でカーテンがうまく閉まらないから閉めようとして膝立ちした瞬間なんだもん。
あたしは先生を恨む、これで歌詞とか色々飛んでたらぜっったいに先生を恨む。
「……瑠奈、大丈夫⁇」
「………うぅ、痛い、痛いよーーー!!!」
あたしの衝撃的瞬間を見たのは不幸中の幸いなのか美那達2人だったみたいです。
そしてさっきから心配してくれてます。
「………次の休憩でタオル濡らして来なきゃ」
「あたし達いってくるからバスの中で待ってたら⁇」
「1人でここに残してかないで〜……」
美那が気を遣ってそう言ってくれるのは凄く嬉しいけど、先生が何をし出すか分からないから怖い。
「美那、瑠奈も連れてかないと危ないわ」
莉麻はチラッと周りに座ってる男の子達をみてそう言った。
それだけで何を言いたいのか美那は分かったようで「確かにね、連れてこう」と言ってくれた。
あたしには何の話なのかさっぱり分からないけど、とりあえずバスから出れるという事に喜んだ。
そして、パーキングエリアに到着。