「知らないのっ⁉」 「⁇何が知らないの⁇」 「あんたって子は……」 莉麻はあたしを見ると、呆れたという様なそんな目で見つめてくる。 「王子を知らない子なんていたんだね」 そう言ってあたしを見てクスクスと笑う美那ちゃん。 はて⁇ていうかそんな目で見ないで莉麻‼ 「まったく……。ホントに困った子なんだから。」 そう言うと、莉麻から王子と呼ばれる人の事を教えて貰った。 さらに美那ちゃんの豆知識とやらを付け加えると……。