「………ありがとうございます」 スタッフさん皆に褒められているのに、なんでこんなにも嬉しくないんだろう。 「………すみません、少し出てもいいですか⁇」 「それじゃあ、少し休憩にしようか」 スタッフさんに尋ねれば、気を遣ってかそう言ってくれた。 何やってるんだろう、とは思いつつその言葉に甘えてレコーディング室から出る。 「っ……ぅ、ひっく………」