莉麻に引っ張られるようにして連れてこられた場所は屋上。





「ここなら誰もこないから大丈夫」




「瑠奈、やっぱり無理してるでしょ⁇」




「なくの我慢したってダメだよ。泣かないと」




「いくらだって付き合ってあげるから泣きな瑠奈」




美那と莉麻に口々に言われて無理矢理引っ込めようとした涙が零れる。





「ふぇっ、う、うぇっく………」




「よしよし、辛かったね瑠奈」




「大丈夫、大丈夫だよ瑠奈」




莉麻に背中をさすってもらい、美那には頭を撫でられながらあたしは泣いたんだ。