「ありがとうございます‼嬉しいです」 ニコッと笹野くんに微笑みかけて、ケータイを出す。 「私から送りますね」 「………あ、は、はいっ………」 番号を交換し終わると、あたしは笹野くんと別れて楽屋に向かった。 ーーーパタン。 「ふぅ〜、疲れたぁ‼」 「お疲れ様でした、瑠奈様」 そう言って着替えを手渡してくれる夏希さん。