「そういえばねママがね 旬君背がのびたねー 、だってっ」


秋の声は弾んでいてすごく楽しそうに話す



「ふーん」

俺はわざと冷めた返事をする


秋は一瞬悲しそうな顔をしたあと
無理矢理笑顔を作る



「ごめんね、
二人でお話中だったもんね。
秋、席にもどるね」




秋は泣きそうな声をしていた



秋と俺には誰にも言えない秘密がある