「みんなにどのタイミングで言えばいいのかなあ」




秋の声は泣きそうだった


「食べてからにしろっ。
お前、泣きながら話しながら食べるなんて無理なんだから…」



「うん…」


「今はなんも考えずに楽しめ」



秋はやっと前を向いた

「うん」


秋はそのあと楽しそうに話していた




でも秋の笑顔が
いつもの明るい本当の笑顔に
見えなかった