「よし、旬! 出発しんこー」 秋の優しい匂いがふわっと来た ひさしぶりに秋と2人でいる 俺はすごく実感した 「ちゃんとつかまっておけよ」 俺は自転車をこぎはじめる 秋は黙っていた 俺の家から駅までいつもだったらすぐなのに後ろに秋がいるからか、 すごく長く感じた 秋は俺のシャツを握っていた