ミヤをいじってると
奈緒が隣からひょこっと顔をだした


「いいねー。
いつもみたいに買い物?」



「うーん、今の時期さみーしなあ、
夏だったら海行くけどやっぱ買い物とかしかねーよな。

奈緒どこか行きたいとこあんの?」



「いやっ特にない」



輪の中に入ってきた秋は
なぜか
今にも泣きそうな顔をしていた。