六時間目の数学が終わり 俺は大きく伸びをする。 「なあ旬、 数学のノート貸してくんない? 俺、今日の授業寝ちゃって」 ナカは俺に手を合わせてきた 「ナカ、ノート貸してやりてーんだけどさ、俺ノートとか書いてねーんだ。 夏休み過ぎてから1回も」 ナカは口を開け呆然としていた 「お前さ、頭いいじゃん。なんで?」