「は…?陸、お前どうしたんだよ?さっきからおかしいぞ」

「実は…」


それから、昨日のことを話すと。


「ははっ、陸、かわいそー」


失礼なことに、一樹は腹を抱えて笑い出した。


「お前、絶対その子に男として見られてねぇじゃん!!」


「…失礼な」


「だってさぁ…髪の色が羨ましいとか、女同士で言うことだろ」


「そ、そういうもの、なのか…?」


そういえば凛ちゃんあの時、オレのこと羨望の眼差しで見てたような…


嬉しいような、複雑な気分だな…