泣きはらした瞳の凛ちゃんが、教室に現れた。 「凛ちゃんっ!?どうかした…?」 「おねがいが、あって…」 「お願い?」 「あの…あたしと、別れて欲しいんです」 「え…?」 凛ちゃんと、別れる…? 「何で…?オレ、なんかした…?」 震える声でそう言うと、ふるふると弱く首を横に振る凛ちゃん。 「じゃあ、何で…」 「あたしが、あたしが全部、悪いから…っ!!別れて、ください…」