「え…?」
「でも、私もその人にちゃんと言い返したので大丈夫です」
そう言いながら、平然と卵焼きを食べる凛ちゃん。
「本当に?…ってかどんな人だった?」
「えっと…小さくて、可愛い人でした」
小さくて、可愛い…?
「ごめん、凛ちゃんしか思いつかない」
「はい…?」
意味分からないとでも言いたそうな凛ちゃん。
「あ、それで…他に何か特徴とか、なかった?」
そこで、質問を変えて聞いてみる。
「んーと…あっ、可愛いって自覚しているような感じでした!自意識過剰って感じですかね。確かに可愛かったですけど」