「…っっ!!」


「あたしが先輩に言わないとでも思ってたんですか?あたし、洗いざらい先輩に話しますからね?あなたのこと」


「あんた、年下のくせに生意気なんだよっ!!」


そう言って、また手を上げようとしているのを、また楽々と掴んで、


「懲りない人ですね。っていうか、こういうことに年下も年上もないですよ?」

「ちっ」


容姿に似合わず、舌打ちをすると女の人は出ていった。


[陸サイド]


ー昼休憩


「先輩、」


「どうしたの?」


「私、女の先輩に呼び出されました」