オレに何人彼女がいても、凛ちゃんはきっと、平気なんだろうな…


「でもそれは凛ちゃんのためだけじゃない。」


「え?」


「オレのためでもあるんだ。…凛ちゃんに認めてもらえるような男になるためだから」


「先輩…」


「だからっ…お弁当は一緒に食べれないと思うけど、帰りは絶対一緒に帰るから、ね?」


「えっと、あたし別に帰りは一人でも…」


「いや、もし変質者とかいたら大変だから送ってく!」


「じ、じゃあ…よろしくお願いします」

あれ?凛ちゃん、オレからだんだん離れていってるような…