「凛ちゃんっ…今日、デートしよ?」



「はい…って、え?!」



デート…?



「今から、ですか…?」



「うん!今日、何か用事でもあった?」


「いえ。…でも、今から行けるところなんて…」



そんなに、無いはず…



「あのね?駅前においしいパフェのお店があるんだけど、凛ちゃんと行きたいなーって」



ダメ?と目をうるうるさせて言う先輩にダメ、なんて言えるわけない…



「…早く、行きましょう?先輩」



日が暮れちゃいますよ、と言うと、先輩はすごく嬉しそうに笑って。