[凛サイド] ーそれから、数日後。 伊吹に、朝、「放課後、話があるから」って言って、屋上に来てもらうことになったんだけど。 「あー、緊張する…どうしよ…」 「ただ、ちょっと前まで好きでしたって言うだけじゃん」 何を緊張することがあるの?と彩は不思議そう。 彩は、こういうのが見てみたいとかいう野次馬的な感じで、あたしと伊吹のことを影から隠れて見るらしい。 ーガチャッ 「…い、ぶき…」