「凛、良かったわねー、こんなイケメンくんに溺愛されて♪お母さん、ちょっとドキドキしちゃったわ」 「へ…っ?ってお母さん、何言ってんの!!」 すみません、先輩、と凛ちゃんは頭を下げる。 「ううん。…お母さん、ありがとうございます。オレ、そんな風に言われること、あんまりないので嬉しいです」 「嘘ーっ、陸くんが?!」 そんな、お母さんの声と共に、 ーガチャッ すごい勢いでドアが開いて。 「…凛っ!!誰だ、その男はっ!!」