ーシーン…


いきなりの付き合って宣言に教室中が静まり返る。


「あの、先輩」


「なぁに？!」


「何で、そんなに嬉しそうなんですか」

「だって、もしかしたらっていうかかなりの確率で凛ちゃんと付き合えるかもって思うと嬉しくて」

「はぁ…」


この人、本当に頭は大丈夫だろうか？


「？」


「先輩、もうすぐでSHR始まるんで、お昼にもう一回来てくれませんか？」


あたしがそう言うと、なぜか嬉しそうな先輩は、「うんっ!!」と頷いて、鼻歌を歌いながら教室を出ていった。