真剣そうな凛ちゃんは、可愛いというよりも、綺麗で。



「…せんぱいっ!?」


話し掛けられているのにも気づかずに、凛ちゃんに見とれていた。



「あ、あぁ…ごめん。ボーっとしてた」


「大丈夫ですか?…疲れてるなら、教えてもらわなくても…」



「いや、大丈夫。…それより、さっきの問題、解けた?」



「…はいっ!先輩が教えてくれたみたいにしたら簡単に出来ました!!」



ありがとうございます!と言う凛ちゃんは、なかなか見られない笑顔を見せてくれる。