別に、説教が怖いとかそういうわけじゃなく、目で、殺されてしまいそうなのだ。



だから、みんな数Ιだけは一生懸命宿題をやってきてる。



それなのに、あたし、まだ…



「どうしよう…まだ、1ページも出来てないのにぃ…」



「凛ちゃん、今、どこやってるの?」



「えっと…データの分析、だと思います」



「…オレが教えよっか?」



「…え?」



「データなら、面倒なのは面倒だけど、似たような問題ばっかで簡単だから。…オレで良ければ教えるよ?」