凛ちゃんかと思って、急いで振り向くと、そこにはどこかで見たことのあるような女がいた。


「…何?」


てっきり、凛ちゃんかと思ってたから、つい、低い声で答えてしまう。


「…陸は何でここにいるの?!もしかして一人?」


何故か、オレの名前を知っていたそいつは、オレに話しかけながら腕を絡ませてくる。


コイツ、もしかして…


「桐島 華(きりしま はな)…?」


オレの元彼女の。


「うんっ♪陸、やっぱりあたしのことは覚えててくれたんだー♪」