「しかし、なぜあんな事をしたのかね?」
委員長が聞いた。

少年は言った。

「人間関係とか勉強とかでムシャクシャしてて…」

「だからといって一階のガラスを全部割るのはいけないよ?」

「…それが割ってないんだ。保健室の前のガラスしか。信じてくれ!先生にもそう言ったんだけど信じてもらえなくて…」

「一枚しか割っていないだっていま今さらそんな嘘は言っても無駄だ例えそれを信じても神は見ているぞ!」

「だったらその神さまに聞いてくれ!僕は断じて一枚しか割ってない!!」

強い言葉で委員長に言った。

委員長はそれに圧倒されたのか。
「…分かった。そこまで言うならそれを信じよう。」