次の日…



俺は屋上に向かった。








水川に会いたい一心で…







──ガチャ──



俺は、ゆっくり開くドアに目をうつした。






姿を確認し、

『よっ。今日は俺が一番乗りだな』






「どうして…いるんですか?」



そんな、泣きそうな顔をしないでくれ……






『タバコ吸いにきた』







「そうですか‥」








『何か逆だな‥(笑)』






「…?何がですか?」






『今までは、お前から来ていたのに、今は俺からここに来て‥』







水川が会いにこなくなったんなら、俺が会いにいく。




お前が、俺から離れていくなら俺から追い掛ける。





お前が俺を好きじゃなくなったなら、俺がお前を振り向かせる。









「……帰ります。」



水川は屋上を出ていった。