どれだけ月日がたったのだろう
気づけばもう卒業の時期

もうすぐ海先輩ともばいばい
しなくっちゃいけない時期がやって
きた

でもあたしはろくに海先輩にも
あえてない状態

とうとう我慢できなくなって
気づけばあたしの足は自然と
海先輩の家にむかっていた

家の前まではきたものの
チャイムを鳴らす勇気がない

そっと玄関に手をかけてみた
開くはずなんてないとおもっても
手がのびてしまう


ガチャッ


ドアはあいていた


だめだとおもっても
身体がいうことを聞かない

玄関には海先輩のくつが
ぁる

家の中に勝手にはいって
しまった

そのままあたしの足は
二階の海先輩の部屋へ
向かう

ギシッギシ


ベッドの揺れる音がする
海先輩まだ寝ているのかな?

女の子の声がする
テレビをつけたまま寝ているのかな?

微かに吐息が聞こえる


バンッ


え?

なにこれ?

なにかのドッキリ?

こんなドッキリ笑えないょ

「海...先輩」

喉の奥から声が出ない

喉はからからだ

海先輩は必死に腰を降っていた
あたしと愛を刻んだこのベッドで
ほかの女の子と愛を刻んでいる


こんなの信じられない

「これが真実...なの?」


海先輩は夢中で腰をふって
いたからあたしの存在には
気づいていなかった

先に女の子が気づいた

だけどまんざらでもない
顔でこっちをみて
ニヤッと笑ってから行為を
続けた

それもわざとあたしに聞かすように
おっきな声で喘いでいた

あたしはただただ呆然とその場に
立ちすくんで、ふたりのエッチを
見守っていた