そんなことを考えていると
急に海先輩があたしの目の前に
座った


一瞬だった






海先輩の唇がいまあたしの
唇に重なっている


頭の中は真っ白



そのままあたしたちは
ベッドに倒れこんだ


海先輩はあたしのはじめての相手
キスも海先輩がはじめてだった


いつのまに眠っていたのだろう
目を覚ますと腹部にちょっと
痛みがあったけど
この痛みはあたしと海先輩の
愛の証なんだ

海先輩と一つになれて
あたしは生きてきた中で
いちばんのしあわせを味わった


どうしようもなく海先輩が
愛おしい


横ですやすやと眠っている
海先輩をみてると
あたしもしあわせな気持ちに
なった

これからずっとあたしの
そばには海先輩がぃる

自然と笑みがこぼれる

きっとあたしはいまこの世界の
中でいちばん幸せな女の子なんだろ
って素直におもった






だけど、そう思ってたいたのは
あたしだけだったのね