一瞬世界にあたしとあなたしか
いない感じがした

一瞬にしてまわりの雑音がかき
消され、あなたの足音しか
聞こえなくなった

なんだろ?この気持ち
なんか胸の奥があつい
あなたをみてると胸があつくなる


「か?琉華?琉華ってばー!」
現実に引き戻された気がした

「ちょっ歩夢くんあんたのこと
超みてるょ!!」

え?

あっほんとだ
目があった

あーまただ
またこの胸の痛みが襲ってくる

歩夢くんがこっちむいて
歩いてきた

「三神琉華?だょね?
はじめましてかな?俺は
希空歩夢!よろしく!
さっそくだけど、俺の彼女に
なってょ」


なーんだ彼女か
いきなり話しかけてきてびっくり
するっつーの

って

ぇぇぇぇー!!!!??
彼女??!!
なにいってんのこいつ!

「いま彼女っていった?
あんたバカなの?今日初対面
だょね?てゆか自分でもはじめ
ましてょね?とか言ってんのに!
ばか?あほ?」

「わぁーきっつー
好きな子にそんなにけなされると
思わなかったょ
だーかーらー俺はお前がすきなのー
三神琉華がすきなの!だから
彼女になってほしぃって言ってん
だけど、なにか問題ある?」