『赤星 蘭をおとしたってマジ?つぎは誰にするよ?』



おとす?次?んで・・・私?



ひとつひとつ・・・まるでパズルのように私の頭の中で整理していく。



そして、中学一年のあの頃の記憶がよみがえってきた。




怖い・・・怖い・・・・怖い・・




「蘭・・どうした?」



ドリンクバーから帰ってきた彼はそういって私のほうを見た。



やさしい・・・・顔?




彼は笑ってる。笑ってる・・



でも




私にはもうそのように見えなかった。





「ごめん。ごめん。ごめん。」




そういって私は店をでた。



走りながら目にはたくさんの涙がたまっていた。