「ありがとな」

そう言うとひよりの顔が真っ赤になった。

は?

今赤くなるところあったか?

ひよりの行動はいつもよくわからない。

「ねぇ、竜我。」

「ん?」


俺がそう返事をすると俺の目を真っ直ぐ見てこう言った。



「今日さ、一緒に寝てもいい?」






「・・・・・・は?」



え、ちょっと待て。

思考回路が一瞬停止したぞ。


俺が固まっているとひよりは目に涙をためながら俺を見上げて言った。

「だめ・・・かな?」

おい、ちょっと待て。これはどうしたらいいのか。